URAさんのドライフラワー
URAさんが作られているフラワーボトルにはチューリップの花びらをドライフラワーにしたものが沢山入っています。初めて写真を見たときにセンスの良さが心に残りました。

しばらく経って、胎内市のアクティビティを紹介する冊子で、再びURAさんの名前を目にします。このドライフラワーを使ったキャンドルづくりのワークショップがあるらしい! どんだけオシャレなんだ! お話ししてみたい! ……からの半年経過(みつばち隊は基本的に悠長で気長です。忙しいとも言います)。
URAさんは正式には「URA mizusawa flower farm」さんで、チューリップを栽培している生産者さんです。球根栽培のために摘まれるチューリップの花をうまく活用し、2022年春には12種類のチューリップをドライフラワーにしました。

とても明るくステキな三姉妹さんがドライフラワー化にチャレンジし、同時にキャンドルづくりなどに素敵にアレンジされているだけでなく、ワークショップなどを通してチューリップの魅力を伝えていらっしゃいます。(下記リンクよりURAさんのInstaguramへも行けますので是非!)

いざ胎内へ!

そんなURAさんが開くワークショップの機会を隊員EがInstaguramで目ざとく発見し、念願叶って参加することになりました!
今回参加したのは「キャンドルづくり」「ハーバリウムづくり」の2コース。どちらか片方でも、両方でもいいとのことなので、欲張って2コースにチャレンジです。
場所は、胎内市半山にある「ロクワの家 ROKUWA BASE」。静かな住宅街に建つ、株式会社 小野組 ライフビルダーグループさんのモデルルーム兼オフィスです。

いきなりオシャレでドキドキの止まらない隊員U、無理もありません。開放感のある大きな窓とウッドデッキ。ローチェア&テーブルに小さなキリン型のストーブ。本で見たアウトドアリビングって、こーゆーやつですか? 大好物です!

もちろん、お家の中もステキなんですが、語彙力と写真が足りませんもので……SNSの力をお借ります。ぜひInstaguramでご覧ください。コトをかなえるロクワの家(@rokuwanoie)さんです。隊員U曰く「もう帰りたくない…」
よくばりワークショップ ハーバリウム編
まずはハーバリウムづくりから!

……のまえに、チューリップのドライフラワーの前でテンション爆上がりの二人。
だってだって12品種もあって、それがちゃんと分けてあって、すんごいキレイで、ちょっと待ってこれって花びらだけにするのってすんごい時間かかるはずだよね? 一重咲きだけなら花びら6枚だけど八重咲きってどんだけの労力! わーフリンジもちゃんとドライになるんだー! ドライフラワーってなんていい色合いになるんだー!! 等々騒がしくて本当にすいません。
いちおう当方「にいがたちゅーりっぷ図鑑」なんで、品種紹介しときますね!
注:12時より時計回り 2023年3月5日時点で図鑑に収納されている品種のみリンク先で咲いた状態が見れます
- ハウステンボス
- レディーマーゴット
- ホワイトフラッグ
- アンジェリケセレクト
- クリスマスパール
- クリスマスドリーム
- フレミングスプリンググリーン
- バレリーナ
- コロンブス
- イルデフランス
- クイーン オブ ナイト
- カプリドリーム
生花とは違う表情を見せるチューリップに、興奮が止まらない二人。またチューリップの新たな魅力を知ってしまった……!
これらのチューリップはURAさんの栽培されている品種のほか、協力してくださる生産者さんのチューリップもあるそうです。さすが胎内市、本場だぜ!
さて、この12品種のチューリップから好きなものを使ってハーバリウムを作ります。

まずはボトルを選び、ピンセットで底の方から少しずつドライフラワーを入れていきます。普段ピンセットを持つことがないので、それだけで四苦八苦。見せたい表情がボトルの側面に出るように……触れば触るほど完成イメージから離れていくのは何故なんでしょう。

花を全部ボトルに詰めてからでもいいですが、ハーバリウム用のオイルを入れて出来上がりです。隊員Uはオイルを入れたあとのチューリップの表情が早く見たくて、途中でオイルを入れつつ作業。チューリップのほかにラベンダーやユーカリ、千日紅が用意されていました。アクセントにちょっと足すと、違う質感がまたいい感じ!

オイルを入れると、生花ともドライとも違うチューリップの表情が出てきました。花びらの薄い部分が透けているのにきちんと形が残っていて、奥の花びらの表情まで見える、何とも味わい深い色合いに驚かされます。また数日経つと、さらに表情が深くなったように感じます。

本来は日に当たると退色してしまうので避けたいところですが、この日は天気も良く、また表情の変わったチューリップを日に透かしてみたかったので、逆光で撮影会。ああ~、またさらにチューリップが好きになってしまった……(本望です)。
よくばりワークショップ キャンドル編

ちょこっと一息入れて、お次はキャンドルづくりにチャレンジです。
キャンドルに入れる花びらの詰め加減は好みなのですが、みっちり詰めればボリュームが出てゴージャスになり、少な目にすればロウの白さと花びらのコントラストをシンプルに楽しめます。
ベースになるキャンドルと、プラスチックのケースの間に好きなチューリップを詰めていくのですが……これがなかなか難しい!

ハーバリウムのビンと違い、わずかな隙間にチューリップの花びらを詰めていくのですが、この力加減の難しさよ!
できるだけ平らな方が入りやすいとのことなので、凹凸のないように、花弁の根本の丸くなった部分を取り外し、少しずつ押し込みます。が、ドライになった花弁はちょっと力が入りすぎると破れたり、穴が開いたりします。心も平らにして、落ち着いて……ゆっくり………いや、無理! 入りませんっ! こちらも触れば触るほど完成イメージから遠ざかっていきます。
時間が押していたこともありますが、なにより作業に没頭していて、キャンドル作業は写真少な目ですいません。
心と身体もちょっとリセット!
キャンドルづくりもなんとか完成にこぎつけて、ロウが固まって取り出せる状態になるまでの15分ほどの間、誘われるままにヨガ体験もさせていただきました!
こちらも初体験の二人。インストラクターは明るく元気な本間麻美さん。ストレッチから入って、集中して固まった身体をほぐして、最後は横になって目を閉じてリラックス。心も身体もリセットさせてもらいました。おお! これTVでみたやつ! というヨガのポーズもやらせてもらって、パワーチャージ完了! なにより本間さんの笑顔が素敵なんですよ~。元気を分けてもらった感じ!
InstaguramはASAMI HONMA(@asami_spirithearing)さんでヨガ体験などの情報を発信されています。
素敵な出会いと至福のひととき
ヨガでリセットされて戻ると、キャンドルが出来上がっておりました。

あんなに四苦八苦したのに、こうして手に取ると苦戦した分だけ愛着がわいてきます。
ちょっと写真ではわかりにくいですが、キャンドルになったチューリップは、まるで凍ったような表情をしています。いままで冷凍庫に入ってた氷のような風合いで、冷たくないのが不思議に思えるほどです。
見本や商品のキャンドルは、この凍ったようにロウが薄くひかれたままの部分を溶かして、もう少し花びらの顔が見えるように仕上げ作業をするそうなのですが、この永久凍土に入って美しく残ったままのような風合いが気に入ったので、このまま飾ることにしました。
可愛いチューリップの絵が入った紙袋にハーバリウムとキャンドルを入れてもらい、名残惜しいですが終了の時間です。
3時間ほどの間に、ステキな出会いが沢山ありました。
URAのみなさん、ドライのチューリップたち、ロクワの家の信田さん、インストラクターの本間さん。
そして色んな初体験。オープンなリビングルームに薪ストーブ、ハーバリウムとキャンドルづくり、ドライのチューリップの魅せる表情、英雄のポーズ。
心にいっぱい刺激をもらって、明日からも頑張る活力をたくさんもらいました。
なにより、チューリップに色んな可能性がまだまだあると知れたことが嬉しく、チューリップがご縁で新たな出会いがあったことが一番の収穫でした。
皆さん、本当にありがとうございました! 遠くないうちにまたお会いしましょう!